2008年5月18日日曜日

日本人を扇動する政治家


おそらく首相になりたい、そのためには何でもするという権力への野望をもつ政治家が何人かいる。勿論、その最たるものは小泉前首相だったし、そのために政治、外交、経済をがたがたにしてしまった。福田首相はそれを修復するのにやっとで、国民の人気はほとんどない。今、首相になりたい人は再軍備、核武装、親米、嫌中国を叫べば先ず確実に国民に支持される。政治家は国民を扇動して権力をつかもうとしている。日本のような極東の片隅ではヨーロッパの諸国のような国際感覚がもちようがないから、隣国を含めて日本を見る目を意識することがない。国民も同じである。他の国の興隆にアイデンティティを失いつつある、自信のなくなった日本人を「富国強兵」で釣り上げようという魂胆である。権力しか頭にない、教養がない、知識の乏しい、政治家の多くがこの国を滅ぼそうとしている。わずかに日本の営々と築いてきた歴史がなんとかわれわれの毎日を支えている。この状況を変えるために、悲惨な目にあって後悔する前に何か出来るであろうか。なんとかシュミレーションを国民に見せられないだろうか。