2013年5月27日月曜日

智美術館のすごいキュレーター



虎ノ門にある智美術館の庭です。ホテルオークラのある山に登らなければならないので、虎ノ門から歩くのはとても無理です。自転車でフランスからイタリアに走っている友達のことを考えるとそんなことも言えませんが、このところの体力と気力ではとても真似は出来ません。

そこで、やっと確保したルートはメトロの南北線に乗って六本木一丁目駅で降りてそこから長い長いエスカレーターを乗り継いで、泉ガーデンの上に出て、スエーデン大使館の前からオークラを目指して,少し下ればいいという道です。

この美術館には友達の奧さんのすごいキュレーターがいて、彼女が出てくると、こちらの教養がとてもついていかれないので、チケットを頂いて行くのですが、受付で彼女を
呼んで貰うかどうかいつも悩みます。

呼んで貰って、彼女がいないとか、来客中だと、案外ほっとして、自分達だけで見て急いで帰ります。この日は篠田桃紅という作家の展覧会でしたが、幸いなことの彼女の作品が家にあるので、なんとか対応することが出来ました。こんなことは滅多にないのです。

昔、銀座に画廊をもっていた佐谷和彦さんはいい友達で、会えば日本の現代美術界の問題点をわいわい話し合う仲でしたが、彼も亡くなって伝説の人となってしまい、彼女に話すと佐谷さんと友達だったということだけで驚かれてしまいました。

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2013年5月21日火曜日

ヴォーリズ設計、武蔵豊岡教会


副都心線が西武線とつながったというので、今回、ヴォーリズ関連の展覧会があるという入間市に行くことにしました。入間市など聞いたこともないから勿論行ったこともないのでありますが、とにかく副都心線に乗れば黙っていてもこの入間市に着くということです。

ところが、路線図を見ると確かにつながったのですが、途中に線が別れているところもあり、普通から急行まで種類も様々で、先ず、澁谷で乗り間違えればとんでもないところにつれていかれてしまうのです。

西武線に入ると、アナウンスが、どこどこで急行待ちとか、どこどこへは次の電車が先に行くとか、そんなこと言われたってどうしようもありません。飯能行きの急行に乗ったのですが、これだともしかすると入間市は通過してしまうかも知れません。仕方なく、所沢で鈍行に乗り換えて大事をとることにしました。

入間市駅についてみると、今度はヴォーリズの教会と展覧会のあるデパートとはかなり離れているようです。痛風で痛む足ではとうてい歩けません。タクシーに乗って両方に行って貰うことにしました。

取りあえず、両方見て、主催している軽井沢ナショナルトラストの仲間に敬意を表して、もう13時近くなりましたが、例によってこのデパートから駅まではタクシーは通りません。日曜で昼食を食べるところもなく、足を引きずって歩いて駅に着いてみると、電車は行ったばかりです。仕方なく駅で待っていと、すべての電車は池袋行きで、これは
副都心線とはつながっていないのです。副都心線の池袋は別のところに有り、つながっているところは小竹向原駅なのです。結局,帰りは3つ乗り換えて澁谷に着いたら3時になっていました。

ヒカリエでお昼にしようとしたのですが、もちろん、日曜日、日本中の中年女性が押し寄せていて、食べるところがありません。仕方なく地下の食品売り場でサンドイッチを買ってうちに戻って食べることになりました。

おかげで、痛風は更に痛くなり、副都心線ー西武線の複雑さで便秘になり、立ち上がれなくなりました。



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2013年5月18日土曜日

スエーデンと日本の創造性教育


昨夕、スエーデン大使館で「スエーデン人と日本人の創造性について」と題する講演会があり、北海道東海大の川崎名誉教授とラルス・ヴァリエ駐日スエーデン大使、イケヤの人事部長とが話しをしました。冒頭の川崎教授のプレゼンで私の名前と「友達本位制」という言葉が紹介されて驚きましたが、彼はこの言葉が気に入ってくれてくれているらしいのです。


何故スエーデン人が創造性に富むかということで,スエーデン大使は「必要があって考える」と言われましたが、「必要は発明の母」ではないが、問題は自分にとって「何が必要か」かを考えることが案外問題なのかも知れません。例えば今では広まっているテレワークは私が「会社に行かないで済むには何が必要か」からスタートしました。私の中に強く会社に行きたくない、ならどうすれば良いかという強い思いがあったのです。

「自分は何が必要か」は言い換えれば「何がほしいか」、お金で買えないとすれば、それを得るにはどうすれば良いか。そこにアイディアが出てくる源があるのでしょう。

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2013年5月13日月曜日

日曜日の神宮外苑


銀杏の木の緑がすくすくと青空に向かっている並木道を通って絵画館前の広場に出ます。

久しぶりに自転車に乗って神宮外苑のテニスクラブに行きました。テニスをするつもりはありませんでしたが、折角の天気の良い日曜日、すこし暑いという感じでしたが、それでも外苑周辺を散歩するにはもってこいの日和です。自転車をクラブに預けてしばしの散策を楽しみました。車が通らないので中には道の端でお弁当を食べているグループもいました。もちろん、いつものように、ランニングの人、サイクリングの人、フリスビーを投げる人がいます。

第一球場は六大学で早稻田の応援部の学生でしょうか、新聞を配っていました。今日のカードは2試合目に早ー立戦があるようです。第二球場の方は4つのコーナーがすべて使われて大人から少年野球までやっていて声援が響いています。

自転車のところに戻って、昼食は青山一丁目のブックカフェー246でゆっくりと済ませました。

大阪駅北ヤード


大阪駅の南側は以前はJRの車庫など広大な土地が利用されていた。これを大阪市やURが再開発事業に取り組んでようやくこの4月にオープンにこぎ着けた。現在、市の都市計画局長になっている佐藤君のプロジェクトとして、いつも話を聞かされていたし、彼がこのためにURに出向しているときも、ここを訪ねて話をきいた。

10日に佐藤君に主としてこの写真にある真ん中のナッレジ広場を中心に案内してもらいました。特に市のコーナーであるナレッジキャピタルタワーにある、イノベーションハブで昼食をして、この場所の趣旨をききました。

この部分のコンセプトは志木サテライトオフィスで実験したもののうち、職住近接という部分を除いてサテライトオフィスの考え方のすべてが入っているといってよいとおもいます。

この模型のある場所から後ろを振り返ると大阪駅です。

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2013年5月5日日曜日

連休風景


軽井沢の連休は知りあいが集合して、どこの別荘にも友達が家族連れでやってきています。それがあって集まって食事をすることになります。今回も3晚は夕食会の集まり、その他にお昼を一緒にということもありました。お茶の時間にも誰ががやってきました。

連休も終わりに近づいた今日は午前中とランチは建築やら軽井沢町の長期計画などについて筑波大学の先生と現場検証やら打ち合わせ、午後、家に戻って屋根の掃除です。
体重が少し軽い奥さんに屋根に登って貰いました。

それでも、天気が良く毎日のように写真撮影と散歩は出来ています。人がたくさん来ている割にはうまい具合に人に会わずに歩けました。なにしろ、坂道を歩けば息切れがするし、脚が重くなり楽しく歩けるような若さがありません。犬があちこちで止まってくれるのが救いです。

隣の先生から近著を頂きました。対談ですが、なかなかきわどいタイトルで面白そうです。このところ憲法論議も活発になり様々な議論が出ていますが、これはよく考えているとか、社会、世界を良くわかっていると思われるものはありません。

議論に参加したい気もしますが、昔一緒に仕事をした人物が「そんなことはわかりきっている、ばかばかしいから俳句でもひねっているのさ」とせせら笑っていることを思うと、参戦する気を失ってしまいます。

2013年5月1日水曜日

究極のエコハウス、松田山荘


この4月27日から一晩泊まりで友達夫妻を彼等自慢の八ヶ岳山荘にお邪魔しました。八ヶ岳山麓といっても別荘地はあちこちにあり、彼等のところは住所で言うと山梨県北杜市須玉町下津金です。長坂インター、中央線、長坂駅から車で15分ほどでしょうか。

彼等の家は南側前面ガラス張りです。南西に甲斐駒の鳳凰三山が間近に見えます。北川に小窓が切ってあり、こちらからは八ヶ岳の主峰、赤岳が見えます。西側は谷になっているので、西側に作られたお風呂からはお湯につかりながら夕日が沈むのを眺めることができました。

OMソーラーという外気を循環させて季節の高温、低温を利用するシステムは吉村順三の弟子の奥村昭雄さんが開発したもので、これを主として使いながら、気象学者の友達が工夫を加えたもので、冬はほとんど燃料費ゼロだそうです。その他、生ゴミ、トイレはコンポストを利用、水は井戸で、将来的にはエネルギー消費ゼロ住宅を目指した改良を重ねるそうです。

ただ、私のように総てに虚弱体質な者としては、林の中に佇んでいる軽井沢の家の方が楽なような気がします。