2009年12月31日木曜日

大感傷旅行


この写真をよく見て下さい。後ろのほうに噴煙をあげている桜島が見えるでしょうか。この写真をクリックして拡大して下さい。実はこの写真を撮っている場所こそ約半世紀前、私の父が鹿児島県の農政部長をしていた頃、部長官舎のあった場所です。総ての建物、道路が変わってしまって、なかなか思い出さなかったのですが、ここからの桜島の景色が間違いなくここにわが家があったことを教えてくれました。折良く爆発があり確認しやすかったのです。勿論、全景は低い家の屋根だけで、桜島は中腹より上は良く見えたものです。私の友達の弟さんが鹿児島でパン屋と韓国料理店をやっていて、親切に古い地図をさがしたり、県庁などに問いあわせてくれて連れて行ってくれたのです。

2009年12月28日月曜日

家政計画学

前にブログで書いたカレンダー屋の写真を撮ろうと行ってみたところ、今日は日曜日でお休みでした。全くカメラを毎日携行していないとシャッターチャンスを逃してしまうのです。辛うじて印刷会社の前にポスターが貼ってありました。100円からという安さです。電球が切れたのでLED電球を買おうかと思いましたが近くのスーパーにはありませんでした。パルックボールとかいう長寿命のものを買って見ましたが家に戻ってつけてみると、使えませんでした。精密に生活しないとやっていけない時代になりましたから、逆にゆっくり考えて電球を買う生活を設計しなければなりません。建築計画学ならぬ家政計画学です。さて、3日ほど鹿児島に行きます。パソコンなど電子機器は持っていきません。お土産ブログをお楽しみに。

2009年12月27日日曜日

年末作業

日本に来て建築を勉強しているドイツ娘からメールが入って、世話になった人に年賀状を出しているのですが、住所のわからない人がいるので教えて下さいという。まだ、1年ちょっとの滞在ですが、すっかり日本に馴染んでいます。こちらは未だ外国の友達向けの日本のカレンダー送付の作業です。近くにカレンダー印刷屋があって店先に箱ごとならべて売っているのです。市価の7割ほどの値段でしょうか。これを入れる筒を文具屋で買ってきて、宛名ラベルを貼って、郵便局にもっていくのは結構な作業です。でも日本の美人画カレンダーを楽しみにしているフィージーに暮らしているスコットランド人の友達などいて、やめるわけにはいきません。

2009年12月25日金曜日

淋しいクリスマスイブ

クリスマスイブということでしたが奥方が職場のパーティだったので、1人でご飯を炊いて、それにレトルトの牛丼をかけて食べ、テレビでアガサ・クティーの「ミス・マーブル」を2時間半見たというのが実状です。このブログを見ている方から、「貴方の生活はセレブねえ」とのお言葉、実は見栄でよいところをお見せしているのですともいえず、これからは実状をできるだけ見ていただきましょうか。でも、なんだか未練が残るので、一昨日のお昼に行ったチェコ料理のグーラッシュの写真を小さく載せておきました。もともと、うちの近くにあった小さなお店が移転したので、行ってみたのです。

2009年12月24日木曜日

雑誌「KURA」1月号



信州の雑誌ですが、全国的にも販売されている「KURA」1月号が発売されました。11月号から2ページの記事を連載していますが、新年号は力を入れています。インタビューとなっていますが、文章はすべて私が書いています。写真はプロのカメラマンが撮ります。テーマは軽井沢のエコミュージアムづくりということで、いろいろな人に軽井沢のいろいろな地域で話をきいていきます。今回は信濃追分で古書店をやっている人物です。ニューヨークに10年いて銀行の為替ディーラーとして第一線に立っていた人が、静かな田舎の片隅で古本屋になっているというのは現代最大の皮肉としかいいようがありません。是非、お読み下さい。

2009年12月22日火曜日

軽井沢Webカメラ

旧軽井沢銀座の中程にある観光会館の屋根にWebカメラが設けられています。現在、ここからの映像で人通りがありません。年末の平日の午後4時ともなれば、さすが、中国からの観光客もいないようです。役場のページからカメラ設置の町内5箇所の映像を静止画、動画両方で見られます。冬、東京から行く場合、この映像で軽井沢の状況を確かめながら行くのですが、残念ながら別荘地内の場合は私有地ですからカメラが設置できません。しかし、雪の状況は道路付近と別荘地内では全く違いますので、これでわかるのは国道、県道、町道の公道だけとなります。この映像を見て安心してするのは危険です。別荘内の道はがんがんに凍っていて恐ろしいこともあります。われわれ歩き人間ははく靴を選ばなければなりません。江戸原ペンションの犬グレッチを連れているときにタイミング悪くひっぱられれば、そこで転倒することもあります。

2009年12月21日月曜日

ブラジル人のカレー



昨日のお昼は軽井沢の東雲の交差点にあるおなじみのカフェ・イーナに行きました。ご主人が「今度新しいメニューを出しました」どうですかと言うので、早速頂くことにしました。「フェジョアーダといって、ブラジル人は日本人がカレーをよく食べるようにこれを食べるの」とブラジル人の奥さんの説明をききながら食べました。なかなかおいしい。豆や肉がとことん煮込んであるこの黒紫のスープを左のご飯にかけ、ついでに緑の野菜、特別の薬味など全部まぜて食べるのです。

2009年12月20日日曜日

今年最後のヴィラデスト


ヴィラデストに着いたのが午後4時、写真を撮るのにぎりぎり間に合いましたが、太陽は北アルプスの雲間に沈んでしまい、寒々しい冬景色となりました。今年何回目でしょうか、たしか5回目か6回目でしょう。今年の営業は3月20日からスタート、24日クリスマスイブでクローズです。夕食を玉さん夫妻とわれわれ4人でゆっくり食べました。一昨日、玉さんがNHKで「さよならオリエント急行」の番組に出ていたところから話がはずみました。フランス語のオリエント急行の本を翻訳していたのが軽井沢だったのです。そこから軽井沢→東御市ヴィラデストのものがたりがスタートしたのです。

2009年12月18日金曜日

山は雪


正午で零下5度ほどです。思ったより寒いですね。軽井沢駅に着いたときには0度でしたが、山に上がってくると雪も激しく降っていて、部屋もなかなか暖かくなりません。厚いジャンパーを着て、ヒーターや暖炉を炊いていますが、なかなか温度が上がらず、手がかじかんでキーボードをやっとの思いで打っています。これ以上書けそうもないので、取りあえず下のベッドルームで過ごすことにします。

2009年12月17日木曜日

上野公園


寒くなりました。モーツアルト協会のコンサートの後、上野公園を通って、仲間の友達のやっている蓬莱閣に夕食を食べに行きました。
イルミネーションツリーが結構きれいに見えました。でも、よく見るとホームレスがあちこちに寝ています。今晩はこのままでは凍死する可能性があるのではないでしょうか。東武上野駅から地下鉄銀座線の上野駅につながる地下道は暖かく、ここで寝ている人達は大丈夫でしょう。中には高級品のカメラバッグを枕に、これも高級なコートを着て寝ている人もいました。どういうひとでしょうか。

2009年12月16日水曜日

エコツーリズム(吉武ゼミ)

今回はエコツーリズムというテーマではなしがありました。ガラバコス、小笠原と魅力的な地域に行く、このエコツーリズムは人気になっているようですが、環境の保全と観光の両立が難しい課題になっています。また、エコミュージアムとは兄弟なのですが、どちらも地域の人達自身が自分たちのプロジェクトとしていくことがなかなかできないところも同じ問題をかかえているわけです。エコツーリズムは自然だけでなく、その地域の人達の生活と文化を観光の対象にしていることも重要で、これも日本の観光ではうまく入らないところです。すべてが縦割りの社会の弊害がここにも出ています。講師の先生とこの問題に取り組むテーブルをつくれればと話ました。われわれのゼミの役割かも知れません。

2009年12月15日火曜日

ランチの値段


渋谷駅から2,3分、ビル、ビル、の谷間にこの風景が突如として見えるのです。ここだけは100年前の風景といってもおかしくないのです。どのような人が、どのように住んでいるのでしょうか。瓦をビニールテープで補修しているのはお金がないのか、もう、修繕する職人がいないのか、瓦屋根を保存することすら大変です。軽くランチを食べた後、事務局長が楽器屋へ寄りサックスの調整を頼む問いあわせをしてから、たまには違う道を通って事務所に帰ろうということになり、歩いてみると面白いことがわかります。それはランチの値段です。この辺りは駅の裏側で人通りはそれ程多くはありませんが、事務所はたくさんあり、800円台というめずらし値段です。うちの事務所までくると渋谷から10分、1000円が相場です。
駅のごく周辺で700円というところです。

2009年12月14日月曜日

大望年会

95才と99才のお医者さんご夫妻主催の忘年会ではない望年会が中華料理屋で盛大に開かれました。余興のフラダンスと先生の旧三校の「琵琶湖周航の歌」を先生自身、幣衣破帽のコスプレで現れ、万座の拍手に迎えられて歌われました。先生は旧制三校ではなく、旧制大阪高校のはずですが関西のよしみでしょう。フラダンスも正調らしく、先生の歌も正調で本来は太鼓の伴奏で歌うものだそうです。われわれは端の方でワインを2本、大いに笑って盛り上がりました。

2009年12月13日日曜日

軽井沢の陶芸家の展示


古くから軽井沢で知り合っている陶芸家が下北沢の画廊で近作を展示しているというので、出掛けました。駅からはすぐですが人出の多い土曜日の午後で、会場を見つけるのに手間取りました。「すぐもどります」という表示が出ていたので、しばらく近くを歩いて戻ると彼が待っていました。毛糸の帽子とセーターという芸術家スタイルです。写真のような作品がならんでいました。彼の得意の薄手の陶器のぼんぼりです。森の中のイメージのようです。キノコのイメージでもあるようです。中に入れる電球が話題になりました。柔らかい光がポイントのようです。彼と別れて近くのややレトロのお店でコーヒーを飲んでもどりました。下北沢もこの辺りは若者相手の安物を売っていました、やや下北沢の品が下がった感じです。

2009年12月12日土曜日

ドイツのお父さん


ドイツから建築の勉強に来ている友達のお父さんが彼女を訪ねてやって来ました。早速、歓迎パーティです。お馴染みの渋谷「おまかせ亭」に関係者を集めてにぎやかに一夕を過ごしました。お父さんはドイツの大学の先生で放射線医学の権威です。彼女の家族は妹が4月、弟が9月、お母さんが10月、そしてお父さんです。
日本側も建築系と医学系が集合。偶然、建築系と医学系の先生が同じ年生まれで、駒場で一緒にドイツ語を習ったとかで盛り上がっていました。

2009年12月11日金曜日

Agora14号発行


正式に言うと早稲田大学第一文学部、哲学科、社会学専修、昭和37年(1962)卒業のクラスメンバーで発行している雑誌「Agora」14号が出来上がりました。在学中に4号まで、1995年に5号、2001年からは毎年発行して今年は14号です。第1号発行から今年で50年です。こうした雑誌としては珍しいものだと思います。クラスメートからの原稿も良く集まって今回も100ページになりました。巻頭言が私の担当で、その他、河村目呂二について書いています。8日にクラスの仲間で集まれる人達に出来上がりほやほやの14号を渡しました。

2009年12月9日水曜日

焼き芋祭り


昨日の朝、神道研究家で神社の行事にめっぽう強いうちの事務局長に「今日11時から焼き芋祭りが金王八幡でありますよ」と言われたのででは、出掛ける前に行ってみようということになりました。誰も集まっていないのではないかと思いきや、近所の幼稚園でしょうか、お母さん達が3箇所にかたまっていました。2つは枯葉の山でアルミホイルにつつんだサツマイモが投げ込まれています。煙がもうもうです。もう一つは火を作る実験で、子どもたちが挑戦していました。なかなか楽しいイベントです。残念ながら芋が焼けるまではいられませんでした。

2009年12月8日火曜日

冬に暖かく


事務局長とランチに行った帰りに夏みかんでしょうか、たわわになっているお庭がありました。このような時期にこのような景色は以前葉山でよく見かけた風景で、冬になにか暖かい感じがしたものです。いまや東京にこんな風景を見るようになったのです。渋谷のこの辺りも一本道路を
奧に入れば古いお宅も多く、まだこのような木が植えてあるのです。近くに志賀直哉のお宅も未だ残っています。

2009年12月6日日曜日

原宿駅の寒椿


原宿の事務所に通うときに、神宮側の普通は使われないホームの側がきれいで、ときどきながめています。これは一昨日の写真ですが、このところ晴れる日と曇ったり雨になる日が交互にきていて、やはり写真は晴れているときに撮りたいですね。今日は日曜日で晴れになり、昨日の夜の強い雨が嘘のようです。昨夜は近くのレストランで友達と大阪の研究誌の記事を書くことの打合せを10時過ぎまでやっていたのですが、帰るときには雨はあがっていました。今日は晴れていたのですが、昨日の疲れもあり終日、加藤周一の本と格闘していました。まともにぶつかるのは無理です。彼がフランスにいた若い時にひととおり近代フランスを読みこなしていてそれについて書いているのですから、読んでいない私はどうするかということです。

2009年12月4日金曜日

今年のボジョレ



昨晩、おまかせ亭で夕食をしましたが、店長が今年のボジョレは50年ぶりの良いものが出来たそうで、それを飲むことにしました。ニワトリ印のボトルです。たしかに、きれいな味です。まあ、若いワインですからこくはないわけで、比較的軽い料理と合うわけです。いずれにしても、11日のドイツ人親子の歓迎会にフランスワインで対応してやろうと、おまかせ亭残りの2本をキープしてもらうことにしました。料理ではホタテのコキールが良かったですね。なんとか身体を温かくして小雨の薄ら寒い道を歩いて家に戻りました。

2009年12月3日木曜日

クリスマス・イルミネーション

今年はイルミネーションが電球のせいか多くなったような気がします。表参道には未だ行っていませんが、昨日は新宿へ出た帰りにセンタービルの辺りでかなり派手なイルミネーションがあり、下にはクリスマスツリーも見えました。お昼には外人さんも写真を撮っていました。新宿を歩くのは久しぶりですが、西口の高層ビルの間はすっきりしています。お昼は住友ビルの最上階、47階、住友クラブでしたが、昨日は天気もよく暖かかったので、皇居の方は霞んで見えていました。

2009年12月2日水曜日

剪定


家から出て駅へ向かうときに横切る八幡通りです。渋谷区に依頼された業者でしょうか、「剪定」と看板を出して、街路樹の枝を落としています。左のプラタナスでしょうか、完全に枝が落とされて寒々としています。青山通りの街路樹を植え替えと称して全部根こそぎ抜いて、何年先になるかわからないほど、丸坊主にしている港区に比べて良い事だと思います。

2009年12月1日火曜日

葉山の余韻


一日ぐらいは葉山の余韻を楽しんでおきましょう。この先の左側に見える堤防の一部は先日の台風8号でしたか、本州を直撃した台風で崩壊したそうです。友達の夫婦が3階の窓から見ている間に崩れ去ったそうです。葉山港の漁船も何隻がひっくり返り、現在もクレーンが来て回収作業をやっているのです。地元の漁師も生まれて初めての経験だったそうです。波の恐ろしさをあらためて感じたといっていました。