2008年6月22日日曜日

文化への無関心


日本人の政治家、実業家が文化に関心がないことはつとに知られている。もっとも、政治家ではなく、政治屋で、実業家ではなく、サラリーマンがたまたま社長になっているだけで一家をなす人物になっていないせいかもしれない。その理由についてはだれも詳しく調べたわけでもなく、研究されてもいないので、よくわからない。金持ちになった人から3代目ぐらいになると、文化人になってお金がなくなってしまうように思える。つまり、お金に心配がなくなってから文化に関心を持ち、文化に関心をもつとお金に関心がなくなってしまうという日本人の体力的な問題なのだろうか。昔の関西の旦那はもう少し資金力があったのか、文化に関心があるといっても自分が文化人になるよりは文化を育てて楽しむという意識だったのだろうか。