2015年5月5日火曜日

レイモンドの軽井沢



聖パウロ教会、軽井沢にあるアントニン・レイモンドの傑作の一つです。久しぶりに見に来ましたが、前からではなく、後ろからの姿を撮ってみました。するとなんとも美しいシルエットが浮かんできました。この特徴のある設計は彼の生まれ故郷のチェコの田舎にある木造の教会を模していると思い込んでいましたが、どうも北欧の教会ではないかという話もあります。

軽井沢にはレイモンドの設計した建物が4つ残っていますが、公開されている聖パウロ教会、夏の家の2つのうち、「夏の家」はペイネ美術館として使われていて、肝心のレイモンドの設計の全貌は見られません。移築した関係から、南北の位置が変わっていたり、ペイネの絵を良く見せるために外光を遮蔽したり、建築の関係者としては泣きたいほどひどく扱われています。

一昨日もレイモンドの最後の弟子の建築家とまたもその話が出てました。見に来る建築家だれも、これはひどいと言って怒るのです。建築関係者以外はレイモンドの業績を知らないか、思い出すこともないのでしょう。

このブログは長い間お休みをしていましたが、軽井沢にいるときにはこれを使って軽井沢の話題を書こうと思います。出来れば一般的な軽井沢ではなく、私の長い軽井沢体験を通して、面白いはなし、難しい話に挑戦してみようと考えています。

日常のブログは玉村豊男に付けてもらった「迷・隠居志願」と題して次のURLで書いていますので興味のある方はそちらも見て下さい。
bogs.yahoo.co.jp/atuhiko88m

明るい「迷・隠居志願」で検索して頂いた方が良いかも知れません。

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