2013年7月15日月曜日

超長編を緑陰で


大学と会社で後輩が(後でわかった)信濃追分で古本屋「追分コロニー」を始めてもう4年はすぎたでしょうか。彼に軽井沢を舞台にした本を頼んでおいたところ、この春だったかに、佐々木基一の「停まれるときの合間に」という本を探してくれました。本文700ページを超す2段組の分厚い本で、そのうち読もうと取りあえず引き取って持って帰りました。

今回、酷暑の東京から軽井沢に戻って、本小屋を開けて、例によっていろいろな本に触っていたところ、この本が見つかりかりました。なにせ厚いので、読むのはまたの機会にしようと本をもとのボックスに戻そうとしたのですが、ボックスが縮んでしまってなかなか戻せません。そこで、じゃあ、思い切って開いてみて、読めそうだったら挑戦してみようと思いました。

すると、やはり浅間山麓の風景から話は入っていくので、なんとなく引き込まれて読み始めました。読む場所も本小屋の前のベンチにしてなんとかスタートしました。
果たして読み通せるか、もちろん精神力の弱い自分に自信はありません。

涼しい、そよ風も吹く、緑の中で読み終えなければ、申し訳ないという心境です。

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