2007年6月7日木曜日

日本の憲法はコミンテルン指導だったのか


関西から友達夫妻といっても年齢的には先輩なのだが、軽井沢に遊びにきて、2日間、うちに来てもらったり、玉村豊男夫妻を紹介がてら彼等のワイナリーに連れて行ったりした。道中、いろいろな話がでたが、日本の憲法について、作成に係わった人達がコミンテルンに指導されていたということを聞いた。アメリカの占領軍(GHQ)が指導して作ったから日本独自のものではないという議論は盛んに行われているが、当時のソ連製の憲法というと、興味をひかれる話である。話はそのまま赤狩りのマッカーシーは正しかったということにつながるらしい。それは公共を無視した個人の自由が行き過ぎている日本の戦後を現行憲法のためだということである。従って、成田空港のための用地買収など国が国のため、国民のためと考えても裁判で負けるという世界でも例を見ない状況を作りだした。確かに日本の人達は私権至上主義を信奉している。それが民主主義だと思っている。コミンテルンの共産主義が私権至上主義だとしたらおかしいので、この点には矛盾がある、むしろ、共産主義は公の最たるもので、私は認めないはずである。しかし、いずれにしても無限の「私権」を認めるとすれば、個人、個人が欲望を制御できる高潔な人びとでなければならい。そして、残念ながら、われわれは全く私利私欲の亡者になっていることを認めて、私権制限をすることを納得する必要がある。

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