2010年11月25日木曜日

おたるピロシキ


小樽駅に着いてそのまま港に向かって本通りを下っていきます。駅から港に停泊している大型フェリーがビルのように見えます。これはヘルシンキの港でも経験した景色です。この本通りを歩いていると、何と幟がはためいていて「おたるピロシキ」と書いてあります。ピロシキ研究家の松岡としてはここに寄って食べないわけには行きません。ここはロシアに近いし、ロシア人も来るのでさぞ本格的なピロシキが食べられるかと思いきや、店構えからしてパン屋のできそこないのような素人くさい店です。篭に盛られている「おたるピロシキ」を一つ買って外に出ました。この本通りは近年整備されひろびろとしてよいのですが、初冬の小樽で人が少ないと淋しいのです。食パンの耳を揚げパンにつけた、教育テレビに出てくる小錦のパジャマのような皮に中身ははるさめや挽肉ですが、中華ともつかず、和食の炒めもののようでもない、なんとも形容のし難い味付けのもので、ロシア人も驚くピロシキでした。いつも行く鮨屋で口直しをして、今年も小樽市民会議の作る来年の「おたるカレンダー」を知り合いのイタリアンレストランのトレノで買って札幌に戻りました。

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