2012年12月26日水曜日

レイモンドー吉村順三


青少年音楽協会でクリスマスコンサートがありました。麻布の美術館の裏にある協会の建物はレイモンド設計による木造の建物です。2階の座席はわれわれ吉村順三建築にからむ竹中などの関係者が偶然にも集められた感じでした。コンサートの後、青少年音楽協会の理事などとわれわれとの会談が行われました。

テーマはこの協会が所有している吉村順三設計による軽井沢のハーモニーハウスの維持保存に関する問題です。協会としてはこの建物を有効に活用出来ず、財政難から手放そうという考えが出ていました。われわれはこの建物が吉村順三の設計の中でも数少ない公開できる建物であることも含め、貴重なものでありなんとか保存していきたい、協力できることは出来るだけしたいということを話しました。

協会としても、そのわれわれの趣旨も理解し、少し考えていきたいという話になりました。われわれとしても軽井沢のこのような歴史的な或いは建築的文化遺産を守には民間の努力には限界があり、制度的なものを考えていかなければならないと思います。

2012年12月15日土曜日

ヴォーリズ建築の保存 



軽井沢の町の中心から徒歩で15分ほどのところに宣教師だったアームストロングさんの夏の居所であった建物は大正7年(1918)にヴォーリズが作った建物です。現在、アームストロングさんが創立した富山にある幼稚園の所有になっています。しかし、最近の情勢の中で幼稚園としても維持が困難でこの5年間使われず、老朽化が進んでいました。

今回、ヴォーリズ建築を再評価し保存していこうという関係者の協力もあり、また、この幼稚園の園長さんの園児達のためにも利用していこうということで、軽井沢のナショナルトラストの人々も協力することになりました。

軽井沢側からは建築家、工務店、ヴォーリズ建築を研究している大学教授、家具などを扱う軽井沢彫りの店主などが集まって、富山から来られた園長とヴォーリズの町、近江八幡の建築家を迎え、修理の段取りなどを協議しました。

Twitter「つぶやく」ボタン

2012年12月10日月曜日

ちらちら雪


軽井沢の天気は関東平野の端っこで東京の天気とだいたいは同じですが、寒気が北から降りてくると場合によっては長野などがある北信(北信州、軽井沢は信州中部で緯度的には松本とだいたい同じです)と近い気候になって雪が降ります。

昨日も今日も時にはちらちら雪が降り、少し続くとこの写真のような状態になりますが、止むと、しばらくしてこの程度の雪は消えていきます。まだ、根雪になる状態ではありません。

風向きによってはかなり雪が舞う状態になりますが、そのような時は必ず毛糸で編んだ暖かい帽子を被らなければなりません。耳が冷たく痛くなります。

われわれのように軽井沢、東京を行ったり来たりする生活では冬の温度管理が何より大変です。12月〜3月はしっかりと暖房が要りますから、わが家のように夏仕様の家では,床暖がない、窓が二重になっていない、1階から3階の屋根裏まで吹き抜けになっている、など三重苦といっていいでしょう。

しかし、暖炉が十分に火力があがるとぬくぬくと本当に気持ちの良い暖かさになり、これはオイル・ヒーターだけでは全く感じられない暖かさです。しかし、暖炉が完全燃焼するまでに通常では3時間以上掛かりますので、じっくり家にいるときでなければうまくつかえず、正に不完全燃焼で終わる日が多いのです。

大抵、朝9時から10時のバスに乗り町に出ることが多いので、その時は暖炉を使いません。午後3時頃帰ってきて暖炉に火を入れて午後6時頃にやっと暖かくなり、夕食を食べて8時には薪をくべるのを止めてしまわないとベッドに入っても燃えていてムダになります。つまり、午後一杯家にいるときだけがこの暖炉の暖かさを満喫できるのです。
午後は江戸原ペンションにコーヒーを飲みに行くことも多いので、結局暖炉を楽しむ日はめったにありません。

2012年12月7日金曜日

軽井沢の・・・・


強い地震がありました、渋谷にいれば震度4,軽井沢で震度3、感じはそれ以上。米原の写真家から見舞いのメッセージ、折り返し電話をしました。このところ生活費を稼がなければならないので軽井沢には来られないとのこと。

今朝、渋谷の家に泊まっているペルーの日系3世の御夫妻が明日帰国するので、見送れないので挨拶。
それから10時過ぎの新幹線で軽井沢へ。快晴だが雪が残っていて寒さはきついようです。

今日は一人で来たので、管理人のおじさんにちょっとしたお菓子を買ってきたのを渡して、留守の間に工事が入ったり、急に寒くなったので、水回りをチェックして貰ったお礼を言いました。

さて、この通り、部屋をあたためるのには相当時間が掛かります。問題は薪の火付き具合です。新しい薪はなかなか燃えないので、最初は古く乾いた薪を使うのがこつなのですが、今日は良い薪が見当たらず、折角暖炉の灰をかき出したのに、途中で消えそうになり、仕方なく、外から別の薪と、細い枯れ枝を集めてきて火力をあげました。
今はもう午後8時、完全燃焼しているので、どんな新しい薪でも燃えます。

暖炉が2階にあるので、薪をここまで持ち上げるの大変です。先月、友達の建築家につけてもらった手動ウインチを
初めて使いました。快調、快調。

やっと部屋が暖かくなり、お風呂に入って、これでベッドに入って少し本を読めばよく寝られるでしょう。

2012年12月6日木曜日

選挙ポスター


選挙ポスターが貼られて、総選挙の様子です。金王八幡神社の塀のところに立て看用の大きなボードが立てられました。その前に都知事選のボードが立てられたのですが、バカに大きく候補者が24名も貼れるような大きさです。こちらは5枚貼ってありました。選挙管理委員会も予測が難しいのでしょう。つまらない候補者ばかりで都知事もどうしようもありません。面白くないので前の都知事は国政に戻ろうとしているのでしょう。都知事に選挙公約して貰いたいのは、カラスの駆除です。

衆議院の方は、小選挙区制なので、これほどたくさんの党ができるとは思わなかったので7つのコマしか貼れない小さいボードです。こちらの候補者は5人貼っています。

それにしても真っ青な冬の空に黄色や赤に色づいた初冬のおだやかな日和に、何か場違いな選挙ポスターが貼られているのは面白くもないものです。

今日は南風が吹いていて、時折、その風に落ち葉が舞っています。作務衣を着た外人がその落ち葉を掃いています。俳句になる光景でしょうか。

2012年12月1日土曜日

Agora17への道


大学時代の文学部の仲間でクラス雑誌を毎年1冊出していますが、今年もなんとか出来そうです。製本屋に出すまでに
何回か印刷して、校正もやってようやく50冊分の印刷をします。この写真にある4冊はいずれも試し刷りしたものです。

毎年、原稿の募集は5月の連休を目処に集めているのですが、実際には夏休みが明けたころようやく集まり始め、今年もぎりぎり11月の初めになんとかまとまり、編集に入りました。

それから1ヶ月、すっかりベテランになった編集者が原稿に取り組んで月末に印刷を終えるスケジュールです。今年も11月29日の夕方に完成しました。

内容は多岐に渡っています、日々の事柄を面白く書いた随筆や旅行記、少し固い社会時評、今回はありませんが小説が載ることもあります。書評も載せています。また、特集として、今回はタバコをつい始めた切っ掛けとやめた切っ掛けで、これは案外面白くアンケート形式で元号が集まりました。

約1週間か10日の間に編集長の友達の製本屋さんが親切に、年末の忙しい合間をぬってたった50冊を作ってくれて
これを「てわたし会」と称してクラスの仲間に集まって貰って配ります。今年は13日を予定しています。

例年の行事のようになりましたが、これはなかなか楽しい行事です。