2013年1月5日土曜日

犬も転ぶ軽井沢の雪氷道


軽井沢の中でも山の斜面にある千ヶ滝別荘地は町中より気温も3,4℃低く、雪が溶けずに残り、そこに零下10℃以下になるため、雪はカチンカチンの氷になります。その道を歩くのは大変です。うちの管理をやってくれているおじさんも雪のないときは夕方の犬の散歩になりますが、今日のような日は未だ暖かい零下2,3℃の午後2時過ぎには散歩に行くことになります。

普通、転ぶことなどない俊敏な日本犬の「勇」も、この道では転んでしまうのです。おじさんの方は雪ぐつを履いていても犬に引っ張られればひとたまりもありません。さすがに今日はアイゼン、鉄の爪を靴につけていました。2本爪で最も簡単なものです。おじさんが以前、軽井沢名物「天然氷」の切り出しのときに使っていたものだそうです。

私が学生で冬山に登っていた頃、奥秩父あたりでしたら4本爪のアイゼンを使いましたが、それ以上の山に行く場合は本格的なアイゼンが必要でした。今年も早くも遭難のニュースが入ってきていますが、冬山の魅力には特別なものがあります。雪がバラ色に輝く朝や夕方の景色を味わった人は生涯忘れることがないものでしょう。

0 件のコメント: