
軽井沢の別荘で格式のあるもの、あるいはいわれのあるものは戦争前に建てられたものです。場所も旧軽井沢にあった旧草軽電鉄の駅を中心から近くにあります。今のロータリーです。この看板は苔が着いて読みにくいのですが「近衛山荘」となっています。近衛文麿の別荘だったところです。終戦の年、この場所でこの元首相は覚悟をきめるために冬の寒さにもかかわらず数日を過ごしたのです。われわれ子どもの時に軽井沢で過ごしていたものは、彼が最後にここにやって来た気持ちが
痛いほどわかります。そして東京に戻って自殺したのです。
2009年6月まで軽井沢リゾートオフィスで書いてきたものをこちらのブログに引き継ぎますが、軽井沢にいるときだけではなく、東京のときも日記風に書かせてもらいます。私の視点として、何事にもとらわれることのないことは良いのですが、別の言い方をすれば視点が定まらないということもあります。足が地に着かない、浮遊感がうまく出せればと思います。
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