2011年8月14日日曜日
俗化か大衆化か
軽井沢の駅の近く、大賀ホールに隣接した盆踊り会場、準備ができました。
先週の土曜日にセゾン現代美術館に呼ばれて堤清二さんと話しました。彼がいいことを言いました。「俗化と大衆化は違う」その通りだと思います。
このところ本を書くために、素晴らしい参考文献をつぎつぎに読んでいますが、日本の歴史で大衆社会の出現は大正末期から昭和初期、1920年末〜1930年頃、第一次大戦が終わり、関東大震災後のことでしょう。農村部から都市部へ人口が移動し、サラリーマンを中心に中間層が増加し大衆社会が形成されていったのです。
それから日本人は二極分解し、貧富、男女の格差をなくして民主主義社会を実現しようと本当の意味での大衆化へ向かう人たちと、何も期待できないから金儲けしかないからなげやりに生きようと俗化していく人たちにわかれていきました。
真の大衆化は理想ですが、これが如何に困難な課題であるかは、これだけ沢山の本が書かれていることでも良くわかります。
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1 件のコメント:
松岡様、はじめまして
”俗化か大衆化か”・・・私にとっては、これで考えたことがない区分、区別でありますが、その通りであるなと感じた次第。
具体的に身の回りの事象や出来事を区分してみると、その人の人物が見えるように思えます。 (大渕)
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