2012年9月16日日曜日

「無法松の一生」三船敏郎、高峯秀子

以前強い日差しが身体にぴりぴりきます。紫外線の強い軽井沢銀座です。誰が考えたか通りの街路樹を全部切って、店に人が入ってくるようにしたのでしょう。悪名高い商店街の誰かが儲かりさえすればよいと言うことだったのでしょう。特に店舗だけ借りて商売をしようという他所から来る商売人は軽井沢が儲かりそうだというだけでくるのですから、いらないものは総て取り払っていこうという話です。

そういう人はこのブログも読まないでしょうし、街路樹を植えようという気持ちも起こさないでしょう。そこへ本通りから少し路地を入ったところにある道具屋さんの三度屋さんが「軽井沢名画サロン三の日会」という催しを、軽井沢観光会館でやっています。この日は「無法松の一生」、主として黒澤、御船プロの作品を中心にした上映です。最近もBSで黒澤映画を全作品上映していますが、いまだに映画らしい映画で皆に感動を与えます。

三度屋さんは元はレキッとした映画制作のスタッフですから、こうした作品を制作したときの裏話を面白く話してくれます。三度屋さんの奥さんが入り口で切符を売っていて、丁寧に「お忙しい貴重名お時間を割いて来て下さってありがとうございます」と言葉を掛けてくれます。チケットは1000円です。来月は「七人の侍」、11月は「隠し砦の三悪人」が上映されます。

自分の経験を活かして軽井沢に文化を与えようとするこういう立派な軽井沢人がいるのにと思わざるを得ません。

0 件のコメント: