今月はいつもの洋室が予約が入っていたので和室でフランス料理のランチとなりました。ところが掛け軸が部屋の一方に、その反対側には窓があり東京の半分が見渡せます。
そこで、どちらが上座になるのか、普通は掛け軸を眺める側がお客になり、反対側は主人側になります。窓からの素晴らしい景色が眺められる側が上座ではないかとか、結論がでないので、いつもの洋室の並びの通りにしました。例によって掛け軸に書いてあることは読めず、解説のカードが置いてあって、それによると、これは住友の何代目かの当主が手に入れたもののようです。
今日読んでくる本は①社会を変えるには(小熊英二)講談社現代新書,②ボローニャ紀行(井上ひさし)文春文庫
③フランス革命史・白水社文庫クセジュ
やはりボローニャ紀行はいい本で、イタリアの都市国家のコミュニティの良さが皆によくわかったようですが、わかり過ぎて、議論にならなかったのは残念でした。一方で、フランス革命史は翻訳の日本語がよくなくて、結局よくわからないままで、前に読んだ「フランス革命の肖像」集英社新書ヴィジュアル版をもう一度読んだ方がいいということになりました。期待の「社会を変える」はやはり肝心の”社会を変えるには”とか”どうすれば社会を変えられるか」についてはデモとか話し合いということしか書かれていませんでした。結局、哲学史、社会学史などを横断的にまとめたものとしては読み応えがあったということでしょうか。
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