2013年2月8日金曜日

日影は零下

昨日は「春一番」かと言われたが、それ程の風は吹かず、それでも東京は14度とかになったが、今日、軽井沢に来てみれば厳しい寒さ。ちょっと雲が広がって日影になればたちまち気温が下がって昼の2時でも氷点下。薪を2階の暖炉に上げるのに大苦労。すぐに息切れ。

さて、この時期、尖閣問題、北方領土など外交の季節か、それとも政権が交代し政治の季節か、ノンポリを決め込むのも悪くはないのですが、かといって無名の人間がいくら民主主義の世の中だからといって、あれこれ意見をこんなブログなどに書いてみても、犬の遠吠えにもなりません。

そこで、身近な話をすれば、われわれが銀行で働いていた頃に当時の大蔵省の次官とならぶポストの財務官に榊原君や黒田君がなって、それが今や一方は大学の先生を慶応、早稻田、青学とやり、一方はアジア開銀総裁を長く務めていて最近は日銀総裁の候補です。どちらも知り合いとなって長いので注目しているが、好対照のようです。肩や才気煥発、相変わらず言論界の一翼で頑張っていれば、一方は奇をてらうことなく、淡々と重い仕事をこなしています。

人柄、タイミングにもよるでしょうが、いまのところ、どちらも歴史に名を残すところまでいくかどうかはわかりません。黒田君がアジアの経済や金融の連携を考えていてそれが今後日銀総裁にでもなって実現させることが出来ればあるいは歴史上の人物になるかもしれません。榊原君も才にまかせて切った貼ったの文章ではなく、国際金融の原理を変えるような論文でも出せば、それは大いに名声があがることでしょう。

いずれにしても楽しみなことです。


0 件のコメント: