
”聖路加の時代”を書くための取材で「かちどき橋資料館」に行ってみたが、ひどく失望した。たしかに橋梁の専門家が見るのはいいだろう。なにしろ、開閉のからくりだけの展示で、肝心のその開閉があったときの情景やどのような船が通ったかすらわからない。しかも、そのような質問をしても係の女性もさることながら、館長とやらはこちらに背中を向けたままろくに返事もしない。橋は構造物だけを問題にするのではない、生活、文化を含んだ建築物なのである。豊かなイメージを育むはずの橋の展示がこれではどうしようもない。
2009年6月まで軽井沢リゾートオフィスで書いてきたものをこちらのブログに引き継ぎますが、軽井沢にいるときだけではなく、東京のときも日記風に書かせてもらいます。私の視点として、何事にもとらわれることのないことは良いのですが、別の言い方をすれば視点が定まらないということもあります。足が地に着かない、浮遊感がうまく出せればと思います。
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