2015年7月25日土曜日

せめて静に


せめて2日でも3日でも、酷暑の東京から逃れたい一心でなんとか軽井沢到着。紀ノ国屋に注文した、ささやかな一人一串もいかないような「うなぎ」の蒲焼きをかかえて新幹線に飛び乗ってやってきました。

いや、涼しい東京よりも、いや、暑い、こんな軽井沢では。

駅前の馴染みの「和助」さんに入ったら、おかみさんが扇風機をこちらに向けてくれて、「明日は33度の予報が出ていますよ、軽井沢で」と。


1時過ぎのしなの鉄道に乗って、ようやく家につきました。やはり、涼しいです。軽井沢町の町中よりかなり山に入っていますから、木々に囲まれて静にしていればいいのです。今様のイベントを追っ掛けて町を走り回る生活では、涼しいどころではありません。イベントだらけでますます面白くなくなる軽井沢という何とも皮肉な話ですが、こんな言い分は今の軽井沢住民、別荘民、観光客には全く通用しないでしょう。すべてが消費の世界です。何か買っていれば、見ていれば、参加していれば、
それで満足。人生はあとでそういう人達に手厳しい、恐ろしい復習をするのです。それが時間と歴史です。

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