2012年8月22日水曜日

音楽家の新世界


昨日、長い知り合いの尚美学園でクラリネットを教えている田中さんが学生を引き連れて軽井沢の観光会館でミニ・コンサートをやりました。しかし、町には人が溢れているのに、会場で聴きに来た人はせいぜい15人程度で、それも1時間弱の演奏時間なのに、それすらゆっくり楽しむことができずに帰っていきます。

演奏終了後、その先生と話しました。クラシック音楽を聴く聴衆がどんどんいなくなる。彼もN響のコンサートに行って驚いたそうです。ほとんどの聴衆が高齢者、杖をついたり、酸素吸入器をつけた人達がやってくるのです。

彼は聴衆を作る努力をするのを半ばあきらめて、音楽をする人達が自活するためのシステムを作ることを考え始めているといいます。それは自分達で小規模な風力発電を作って売電してファンドを作っていこうというものです。もう少し詳しいことを聞かないとわかりませんが、音楽家の新しい世界が開けるかも知れません。

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