2010年3月7日日曜日

ご神体は石


これぞ神道の神髄です。石を拝む。いいですねえ。ここは軽井沢のもっとも古い地域、由井の集落にある、烏明神です。土地の古老に話を聞きました。烏は熊野神社の八咫烏と同じ、那智の大社と関連があるらしいという。むかしからイボ取り神社といわれ、また目の治療をするといわれるが実はイボウという男根を意味することと、目は女で、この両方で生産の神とされるというのです。ここも西国観世音巡り、33カ所のスタートの神社というのですが、もちろん関西のものとは違うし、信濃観世音巡りにも入っていません。古老が持参してきた幾つかの地図をみてみると、古代からの地名の変化、集落の離合集散の経緯は人々の営みの変化をたどる貴重な資料です。神社はそのなかで常にひとびとのよりどころになっていたということです。

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