2009年10月7日水曜日

外国人の目に映った軽井沢疎開の日々


去年8月1日に軽井沢で会ったトム・ハーはハワイ在住のアメリカ人の写真家です。彼の両親はもともとはユダヤ系のハンガリー人で、ナチを逃れてパリ経由で日本にやってきて軽井沢で終戦を迎え、その前後4年間、軽井沢に居たのです。彼の両親を日本に誘ったのは有名なピアニストだった原智恵子、そして、パリ、軽井沢で友達だったのは、これまた有名な建築家、坂倉準三夫妻です。その原智恵子は後年、ガスパール・カサド・チェロ・コンクールを主催し、現在八王子市で続けられています。http://www.cassado-cello.jp/japanese/j_about01.html、また坂倉準三は今年没後40年を記念して軽井沢ではル・ヴァン美術館で展覧会が開かれています。http://www.levent.or.jp/ この写真はトムの父、フランシス・ハーの素晴らしい写真集、坂倉準三の展覧会の記念カタログ、そして、赤い本はトムが是非読むようにと紹介してくれた、彼の友達、アイザック・シャピロが最近出版した「EDOKKO」で、この人も軽井沢に疎開してその大変だった生活が生き生きと書かれていて大変興味深い本でした。

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