2009年11月1日日曜日

河村目呂二展


信濃追分に晩年隠棲し、そこをついの住処とした世紀の奇人、河村目呂二展を見に行きました。いろいろないきさつの末、とにかく、ここまでこぎつけたのは驚くべき事です。お金とエネルギーを考えると信じられないと言ってもいいでしょう。目呂二のひ孫恐るべしであります。しかもレセプションパーティの設え、進行も大手の美術館のミニチュア版のように完璧でした。さて、肝心の目呂二の猫ですが、これはやはりたいしたものでした。私の友達の小杉放庵の孫が来てくれたのですが、やはり、彫刻が上手い人が本物で、絵も上手いそうですが、
目呂二の猫の彫刻はすごいもので、非常に完成度の高い作品が展示されていました。そして
宇都宮美術館のキュレーターが言っていましたが、目呂二が「我楽他宗」の仲間だったことは
重要で、この自由を掲げるコレクター達は誰もが大変な人たちで、その面白さは天下一品のようです。

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