2019年1月30日水曜日
小杉さんのヨーロッパ観
ANTONIOで夕食を食べながら、小杉さんはThe Timesをもっては入ってきました。イギリスがこのBrexitをメイ首相はよくやっているという。チャーチル→サッチャー→メイというイギリスの強い路線を評価しているようです。ドイツを含めてEUには政治的にメルケルを含めて反対の考えをもっているらしい。ドイツ人がヨーロッパ人の中で日本に合うというのは全く違うという見解です。EUの統合で通貨のユーロ政策などが失敗で、本当は何かもっと良い方法があっただろうというのです。
それに対して、シチリアには共感をもっていて、行きなさいと何度も言われました。
とにかく、ジャーナリズムに強い批判をもっていて、日本では意図がはっきりしている聖教新聞か赤旗かという、世界的にはどうでしょうか。
いずれにしても、EUについて、ジャーナリズムについてもっと聞かなければなりません。
矢崎さんとの関係が出来たとき、結婚はしないで一緒に暮らすと決めたとき、ギリシャに行ってアレッポかどこかの小杉さんは最初行くつもりはなかったが、矢崎さんが行きたいと言うので行ってみたら、そこに堆積した塵芥の下に都市の遺跡を見て大感激して、これが2人の生活のスタートとなり、年に必ず2週間の旅をすることになったといいます。
矢崎さんのお墓はネコ城にあるのです。
2019年1月29日火曜日
寄付ということ
いつもいくカフェ・ニシヤにある盲導犬のための寄付箱、われわれはここでコーヒーを飲むたびにお釣りを入れていきます。飲み物によってお釣りが違いますが、たいていは
カフェ・マキアートが2人で700円、1,000円でお釣りが300円ですから、これを寄付します。
日本には寄付の文化がないといわれています。なにしとお上の国ですから、お上が民衆からお金を巻き上げて、それを改めて分配するのが当たり前の文化風土です。
軽井沢が避暑地として成立したのはここで夏を過ごした外国人が寄付を盛んにしたからです。特に海外から赴任して日本滞在中に日本の不動産を取得した人達が
任期を終えて本国に帰るときにその不動産などを,自分たちのサークルであった軽井沢秘書団、軽井沢会に寄付していったという話が残っています。これが、現在の軽井沢の町の中心になっているテニスクラブ、テニスコートです。
2019年1月27日日曜日
2019年1月26日土曜日
2019年1月25日金曜日
観光が観光を浸食する
京都に行って,これを見て驚いた,建築目的は宿泊施設になっています。こんな狭いところで,一体全体,誰がどうい気なのだろう。寺久保さんと話していると、この観光ブームで
多くの京都の土地が買われ、宿泊施設が作られているという。作っても作っても来る人がいるということなのだろうか。
「観光」を考える、「観光」は人間の気のうつろいに対応して、はやったり、はやらなかったりする。だから、地域の経済の30パーセント内にしておかなければならないという。
だが、人の欲は限りない、そしてその欲が集まって抑制が利かなくなるのです。軽井沢も同じ現象に溢れています。そのうち、観光の対象となっている、貴重な自然、文化がその欲望の中で浸食されていくのです。じわりじわりと。
2019年1月23日水曜日
ギャラリー・モーニングで版画の小品を購入
京都でヴォーリズ建築文化全国ネットワークの幹事会です。京都、四条河原町、四条大橋の袂、南座と鴨川を挟んで、中華菜館があります。この建物はヴォーロズの設計で私達は前回、全国大会の時にここの屋上でビールで乾杯したことがあります。于さんという架橋三大目の3兄弟でやっています。淡泊ですが、美味しい中華を、10年ものの紹興酒や北京ダックなどのおまけも。
全国大会の日程は6月15日の土曜ということで、ICUの全面協力でやれることなりました。
翌日はギャライー・モーニングに立ち寄り、今回の「本田このみ木版画展、ー風−」を見せて貰いましたが、なんとなく、ヘルシンキの景色の小品も小品を買いました。本当は風になびく「木枯らし1号」のほうが買いたかったのですが、寺久保さんと話し込んでいてタイミングを失しました。その間に作家にひっついて話している夫人が私のほしいものを
買ってしまっていました。非常に気になっています。
寺久保さんからは栗田さんがまた描き始めた、5月超連休に新作と旧作を合わせて展示するような話でした。これはチャンスですね、
2019年1月21日月曜日
木下杢太郎/太田正雄と加藤周一の研究事始め
この本を私が読む前に皮膚科の医師で木下杢太郎こと太田正雄にも関心もある友達に貸したが、あまり面白くないということで返してきた。
この作者、研究者は先ず唐木順三の教養より修養という読書、公共の場で音読が本来の姿ではないかという論から始めたのが良くなかったのかも知れないが、木下杢太郎はまっとうな教養論者でした。。
そしてパンの会、五足の靴などの話を引いて彼がオルガナイザーとしての能力に長けていたことを書いています。
それと、彼が東京に出ていた姉によって早くからキリスト教に関心をもっていたことも重要な指摘で冒頭から私にとっては有力な資料になります。
ホームオフィスでは加藤周一と木下杢太郎の対比を本にすることが当面の仕事になります。このことでこのブログにも書いて行ければと思います。
2019年1月20日日曜日
文具の悲哀、消せるマーカー
本を読んで,少しは記憶のとどめておきたいと、無駄な努力とは思いますが、大切な箇所に付箋をつけたり、マーカーで線を引いたりしていますが、付箋にしろ、マーカー西路文具のメーカーが猛烈に開発して、いろいろなものが出てきています。
東急ハンスなどに行けば、一日、物色していても飽きないほどです。このマーカーは消せるのが特徴です。消せるマーカーの人気順位を見ると、ある日はパイロット、ある日は
三菱uniと、別のランキングによるとまた違った評価です。仕方がないのでとにかく全部買って、自分で試して見なければなりません。
よいものが見つかってと喜んでいると、はて、この商品はどこで買ったのだろうか、と忘れてしまうこともあります。今回三菱のものはAmazonで買いましたが、単価が300円代なので買い合わせ商品を買って単価を2000円以上にしないと買えないとか,全く世の中疲れますね。
2019年1月19日土曜日
ミネストローネの探求
漢方の先生がお腹を中から温めるとよい、それには根菜類を多くしたスープなどがよかろうと。そうなれば、ミネストローネに限るのではなかろうか。うちで作るのが良いのだがだが、手間が掛かるものはついおっくうになってやらないことになります。勢い、市販のレトルトになる。探してみると、かなりの種類が出ているが、それぞれ味が違うのです。
好みのものは神戸のMCCという会社が出しているものですが、今朝、いつものように食べてみると、それほど美味しくないのです。
食べ物はその日その日の身体の状態によるので、どれが良いのか決定するのは難しい。また、MCCが良いとしても、購入出来る店が何処だったか思い出せなかったり、
必ずしも同じものが在庫として確保されているかどうかわかりません。東京では店が多いのでどこかにはありますが、軽井沢ではつるやになければどうしようもないことにもなります。
2019年1月18日金曜日
Mac 50年
昨日の2つの写真を見るだけで世の中の移り変わりが象徴的に見てとれます。1996年の初期のMac、PowerMacです。メモリーを本体で十分記憶する容量がなく、フロッピーを入れて使う時代でした。これは近所の印刷屋が顧客の版下を残しておいて、客が来たらそれを使ってくれるために古いマシーンをとっておいているのです。マシーンは限りなく進化していき、今やフロッピーを使うことも出来なくなっているのです。軽井沢には古いMacの何台、何代か置いてありますが、もう使う気もなく、記録されている沢山のデーターも放置され、やがて捨てられる運命です。
そして、現在の状況、駅の地下通路でパソコンを使う外国人の若者。日本の風景も渋谷あたりでは様変わりです。テレワークなど当たり前の時代です、昨夕の会合でも
娘はバリに暮らしていて、仕事は総てネットで、たまに日本に戻ってきて、親と仕事のすりあわせをするということです。ニュージーランドに住んで仕事をしているブロガーというか四角大輔という人物も全く同じワークスタイルです。
2019年1月17日木曜日
渡辺泰史さんの絵を見続けると
2019年1月14日月曜日
立ち見書見台の効用
2019年1月13日日曜日
「つながり」
これはなんでしょう。10センチほどのマジックテープで作られたような棒で、すぐにくっつくようになっていて、誰でもこの上からぶら下がっているオブジェに加えることができます。「子どものための建築と空間」展で、最後の出口のところに写真撮影可という,最近の美術展の手口で、本体は撮影禁止、しかし宣伝はしたいので、スマホで拡散させるための手段として使われた「子供の遊具」を意識した安易なディスプレイです。
今、何でも「つながる」と「つなげる」という世界が日本には広がっているようですが、これが反作用としての「仲間」以外は排斥する、あるいは民族主義的な方向に行かなければいいのです。
われわれが最もうまく使えないのは「時間」です。「つながり」も一時的には盛り上がって親しい感情が芽生えますが、何時間、何日、何年の単位で考えると、たいていは
その「つながり」が切れてしまいます。日本人或いは東洋の考え方には「一期一会」があり、深い関係ではなく淡い関係が好まれるような気がします。
2019年1月12日土曜日
タスマニア土産の小物入れと鶴見俊輔伝
本を読むときに使う付箋の扱いに苦労しています。付箋はカラーによって使い分けています。「作者の考え方のポイント」、「参照されている文献」「参照されている人物」などなど。机の上に散乱している付箋をどうすべきか考えていました。
思いついたのは飾りだなにおいてあるタスマニアから買ってきたこの小物入れで2つあるのですが、どちらも使っていなかったものです。とにかく形が美しく、使われている木が何の木かわかりませんが、硬質の磨けば磨くほど光沢が出そうです。
さっそく、付箋を入れて見ました。どうでしょう。ピッタリという感じではないでしょうか。本を読んでいる間はふたをとって使えばいいわけです。
たまたま「鶴見俊輔伝」で俊輔が戦後軽井沢に滞在しているときの部分で、付箋を使うところが何頁もあります。尾崎行雄、前田多門、野村胡堂などの名前が出てきて、ここにブルーの付箋を貼っておきます。「参照されている人物」ということです。神谷美恵子のところにもつけました。実に恥ずかしいことなのですが、これまで、神谷美恵子が前田多門の娘で軽井沢と縁があるとは知らなかったのです。彼女は神学の専門家であるという私の先入観で沢山ある本も読んでいなかったのです。
2019年1月11日金曜日
ロシアの春、軽井沢の春
ロシア美術展でもロシアの春が一つの大きなテーマになっていましたたが、ロシアの春の風景の絵画を見ると軽井沢の春の風景と思わず比べげ見ることがあります。。ロジアの地方の春と軽井沢の春はよく似ています。長い冬、モノクロの世界が11月から4月の終わり頃まで続きます。そして、春。一転して、色づく自然の芽吹き、心も明るくなります。霜が朝日に当たって早朝にはキラキラしていたものが、次第に溶けて茶色のやわらかい土が見えて来ます。車の轍が目立つようになります。
ロシアの絵画では白樺の林を抜けて馬車を駆っていく人達の後ろ姿が描かれています。馬車ほどの情緒はないのですが、車の轍だけは、うちのまわりの道にくっきりとついていて、それが軽井沢の春を感じさせるのです。
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