2019年1月27日日曜日

60年という歳月


フランス語に、フランスに憧れ、第二外国語にフランス語専修にし、そして通ったのが日仏学院、結局、例によって長続きせず、挫折したのです。この挫折が人生を狂わせ、仏文学者の友達、鷲見洋一のようになれなかったのです、かなり高齢になっていた女性の先生、若い燕の日本人が白い犬を連れてこの坂を上がったところで待機していて、車で送り迎えをしていました。彼女のかすれた声で「et vous,et vous」がまだ耳にのこっています。

軽井沢の夏に「フランス文学13人集」でアラン・ロブグリエの本に出会ったのもこのときです。

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