2009年8月23日日曜日

高原文庫・文学サロン


昨日は西区の山荘に来ている友達夫妻とセゾン現代美術館のカフェでお昼を食べて歓談した後、塩沢まで自転車で30分走っていきました。高原文庫の裏庭で辻邦生夫人でロマネスク美術史研究者で有名な佐保子さんと建築家、磯崎新の対談です。2人は軽井沢では隣同志というか、辻夫妻の家を磯崎新が設計しているのです。住宅はあまり設計しないという磯崎新が、辻夫妻の生活のイメージを建物にしたというのです。最初、辻夫妻はとまどって、お互いの仕事部屋を取り替えたりしたそうです。それは夫妻にとって磯崎新の建築意図を考えることになったようです。話はかなり高度なものになっていきました。平面空間から立体空間、モジュール或いはブロック、そして磯崎新、命名による両家の辺りの風景、バラック・アクロポリス、われわれにも考える時間でした。

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